夏だ!海だ!太宰だ!


文芸部夏の課題図書は太宰治の作品です。

お伽草紙
おしゃれ童子
眉山
フォスフォレッスセンス
雪の夜の話

なんと全部青空文庫で読めます。気になった作品があったら要チェケラ!

dazai1

↑私が一番好きな太宰の写真です。

(菊池)
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部会ログ

梅雨だ!

部会だ!








締め切りだ!!!!



隠岐さんが中身をつらつら


ブログを更新せねばなと思ってしかし何もなかったので先日やった「思っていることを端から全て書き出す」という謎の行為の遺物を。
注釈としては隠岐さんは課題的にジュエリーとか考えている。というか課題の案出しのための何かでした。埋葬。





何かを考えているはずだった。人の思考をなぞるのが好きだ。実際のところは全くなぞれていないし、事実というものははっきりしない。私のこれは小説に通じるところがある。私という主人公の一人称を追っている。答えは私が決められるけれども。人の会話を聞くのも良い。人が何を考えているのか、それが私と違うこと、或いは稀に私と同じこと。隣の彼らの会話も。でも意外としっかりとは聞いていない。私が好きなところを抽出しているだけだ。聞いていて、その網にかかるものを拾って遊んでいるだけだ。それが私は楽しい。だから、ディスカッションも。答えが無いのが良い。誰も間違いじゃないから、きっと話しやすい。誰かが間違いで誰かが悪だという事実があるとそれはとても非常に面倒臭い。思考に手が追いつかない。流れるものだから、水と同じように、描いたつもりで描ききれないような。色々な人間が水を描こうとして、どれもがそれ自体では正しいけれども真実ではない。iPhoneカバーの折りたたみのは人気がある。友人も多い。冷房で足が痛い、ああ、神経痛だったか。額をこめかみを小さな傷が掠める。新しいジュエリーは刃だと思う。正確には、正確には?答えは無いけれども、そう、美術とは。人の意思とは。良く練られたそれは、地金の土台の強さと合間って一振りの刃になる、というか、それは刃である。日本刀のイメージなのは何故だろう。切れ味か。美しさか。身近さか。一振りの刀。よく鍛えて、よく研がれた刀。私はそれに二つに切られてしまいたいような気がしている。切られてしまいたいのか、その力が欲しいのか。切られてしまいたいのだろうな。切る人間が自分じゃないとは限らないだけで。さくり、血が出るでなく綺麗に左右に真っ二つに。概念だからか、例え話の問題か。そういえばこのイメージは割合ずっとあるような気もする。隣の人達の話は耳に入らない。それが好きという癖好き勝手にやっている。きっと面白ければまた拾う。冷房の風が頭から流れてまるで水流だ。肩を撫で背中へ。熱気は身を掴む。熱気は下へ私たちを下ろそうとするみたい。浴衣の人。祭りなのかもしれない、そうだもうそんな時期。いつもと同じで私達は金曜日に気付く、人が沢山溢れることを。休みは大事だ。わかっているのと所有は別物だ。概念が尾を引くような。電車の回送は暗くて、何処かに誰かがいないかと探してしまう。女の子だ。黒髪の、腰、いや、背中のあたりまで伸ばした黒髪ストレート。白い服をきて私達を、或いは私を、もしかしたら誰ともなしにこちらを見て、座席の中央に座っている。楽しそうに笑うくせ、目元は見えないくせ、彼女の笑みが作り物に見える。みたいな。戯言か。幻覚か。夢かな。血管の弾力性。血の流れやすさ。私を追うこと。思考をなぞること。私の思考をなぞる。追いきれないものだ、意外と。わかっていた。寒い。眠い。色々忘れて、なのに世界は色々思い出させようとする。誰かとの何かとの共通項を探して、違うな、探してなんかいない、それは私の視界に映るだけで勝手に私の中の引き出しをひっくり返して仲間を見つけて私の眼前に突き付けてそして消えるのだ。過去の方が強いからか。これはノートテイクに似ている。5分の1倍。私は眠い。寝たら寝過ごす。それはなんとも本意ではないな。眠いと指先が、思考が鈍る。漢字間違いも操作ミスも。記憶が途切れる。もしかしたら。もしかしたらってなんだろう、忘れた。寝ていた。帰って寝て、明日は早い。寝よう。あと。寝ていた。ダメだな。ねむあ やめよう、iPhoneを落としかけた。

そして時代は新たな息吹と共に…!


こんにちは、隠岐です。
空の白み始めた午前5時にお送りいたします。
タイトルは内容の割に去年を引きずっています。
要するに新年度になりましたということです。

気付けばあっという間に一年が経ち、入部したその年にその部の部長になる等という暴挙も終わりを迎え、前年度幹部組は隠居生活なうです。
新二年生による新たな幹部達がぱたぱた働いてくれています。
最後の仕事、というわけでもないのですが大学に提出する去年の活動報告をまとめておりました。
そこで私は気付かなくても良いことに気付いたり色々したわけですが、それはそれ、裏で一人悶絶することにいたしました。

昨年度は部長、副部長が新入部員という恐ろしい状態でしたが部員の皆様の優しい手助けで救われつつなんとか一年乗り越えることができました。ありがとうございました。
昨年度のことを思い返すと副部長を馬車馬のように働かせ忙殺したことばかり思い出されますが、できれば今年度の副部長をそんなことにしないように考えねばな、と部員皆で色々考えたりしつつ、まだまだ調整中です。

また相変わらずしょうもないことをしていたりするかと思いますが、本年度も多摩美術大学文芸部を宜しくお願いします。


隠岐

副部長と副部長のおはなし

【今日まで】武蔵野美術大学文芸部発行、「諸階段Ⅵ」をお買い求めのかたは、買い求めやすさや、製法の関係がございますので、是非おはやめに!

※この物語は事実を元にしたフィクションです。
 事実の正確さには欠けますのでご注意ください。

「じゃあ、河川敷へ行きましょうか。」
 彼女の言葉に、小池は口端を吊り上げる。

 少なくとも小池は朝から浮かれていた。数日前より犬猿の仲であったムサビ文芸部の副部長からリプライが来たからだ。ようやく今日、奴の本性を知れる。そう思うと、腹のなかの鉄鍋が煮え繰り返り、沸騰する湯気のごとくスカスカとした気分になったのだ。台風直撃と言われてきた日曜日は、灼熱の陽射しに焼かれ、いまにも燃え上がりそうだった。もちろん、向かう先は武蔵野美術大学だ。
 この大学は酷く平らで面白味がない。どこへ行くにも足を痛めないし、道も迷うことがないほど整理されている。実はこの日、小池は別件で殆ど一ヶ所にとどまって居たのだが、昼を過ぎた頃、ようやく時間が出来て、ムサビ文芸部へと向かったのだ。

「多摩美の文芸部の者だ。副部長を出しな!」
 店番をしていた二人の女性は、小池を警戒していた。それはまるで不審者を見るような目と言っても過言ではなかった。二人は小池に対し、副部長はいない。言伝てがあれば預かる。と慎重な言葉を選んだ。随分と嫌われたものだな。と小池は鼻で笑った。
「いいか、ちゃんと聞けよ。TB(多摩美 文芸部)の副部長が来たと伝えろ。これは宣戦布告だ。間違えても馴れ合いと思うな。ちなみにお前らの部誌は安すぎる。値段を上げろ。そして百姓をしろ。いいな?」
 二人は眉間にシワを寄せて、早く帰れと目で訴えていた。小池はヤレヤレコマッタナといった表情でため息をつき、左手に下げていたビニール袋を二人につき出した。二人は困惑しながら小池をキッと睨んだ。
「な、なんですか。」
「フッ、分からないのか?だから君たちはお子ちゃまなのさ。」
 店番の片方が袋の中身に気付いて、あっと声を漏らした。
「そう、チョコチップクッキーだ。」
「なぜ…。」
「君たちに製本作業なんて似合わないよ。あんな接着剤臭い仕事なんかやめてサ、これからはクッキーをクリックしよう。」
 二人は先程までのこちらの警戒を全てやめ、むしろ少し心を開いたようでもあった。
「あ、ありがとうございます…!」
「イイッテコトヨ。」
 小池は背を向けて手を振った。
「しかし副部長には会えなかったな…どうしたものか。」
 そこにリプライが飛んでくる。件の副部長からだ。
「今は貴方などに付き合う暇はありません。15時から17時の間に来なさい。相手をしてあげましょう。」
「…上等じゃねえか。」
 スマートフォンを暗転させると、小池は真っ赤な苹果をグチャグチャに噛み砕いた。

 16時。頃合いだと判断した小池は文芸部のブースへ現れた。座っていたのはたった一人。間違いない、こいつが…そう思った小池に対し、その女は品の良い笑みを浮かべて口を開いた。
「待っていました。私がMBの副部長です。先日はご丁寧な宣伝をありがとうございました。」
「フッ…フハハハ!この時を待っていた!二日と三時間も前からなァ!私は小池、T美副部長の小池治子だ!」
「よくもまあマゾ美だなんて表記してくださいましたわね。別に全員が全員マゾなわけではなくてよ。」
「ハッ!つまり一部はマゾなんだろうが。お前らはマゾ美で十分だ。それより随分と本がすくねぇな…それでも芸祭やる気あんのか?あ?」
 小池の指摘する通り部誌は全くといって良いほど無かった。こざっぱりした机は、周囲の祭りの様子にすっかり圧されて、なにか物悲しさを感じる程であったが、そんなこともものともしないような高笑いをして、MB副部長は恍惚とした表情で語り始めた。
「心配ご無用です。いま部員たちが馬車馬の如く製本をしておりますの。貴方方と違って我が部員たちは有能です。今にブースいっぱいの本を用意いたしますわ。」
 小池は気づいてしまった。「全員が全員マゾなわけではない。」の真相を。
「そうか…お前が。お前が部員全員マゾにしたんだな!?このサディストめが!」
「仰っていることがよく分かりませんわ。けれどまあ、文句があるのでしたら私がお聞きしましょう。あいにく、部長はこういった話は好みませんの。」
 肌が裂けんとばかりの緊張した空気に、他の出展団体は固唾を飲んで見守っていた。両者の視線が交差するとき、約束の地がお互いの心を呼び寄せる。
「じゃあ、河川敷へ行きましょうか。」
 副部長の凛とした表情が、小池には恐ろしく感じたので、震える手のひらで頬を叩いた。口端を吊り上げ、堂々と宣言を行う。
「さあ!決着をつけようか!」




本編は追記から!





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